超競馬考の取説2

【超競馬考の取説1】の続きです。

本命グルーヴィットの相手馬選びですが、レース前に考えていたことを一部だけ。

*グランドボヌール
土曜日に和田が大暴れ。乗れている騎手は馬場傾向を掴んでいる可能性が高いので、馬の能力以上の走りが期待できる。

*クリノガウディー
馬の実力は正直言ってよくわからなかった。しかし森裕太朗はこれが重賞初騎乗。さすがに連対を期待するのは酷。

*レインボーフラッグ
グルーヴィットが余りに人気なので穴馬を探すと一番最初に目についた馬がこれ。しかしレース映像を見て評価は一変。中京14エイシンティンクルの2着も、京都14ダイアトニックの2着も完全に勝てそうな手応えから末が甘くなって2着。これは中京16に距離不安がある馬だと、本命候補から1円も買わない馬に変更。

結局相手馬にはグランドボヌール、エントシャイデン、コスモイグナーツ、ロードクエスト、ミエノサクシードの5頭を選んでいます。

馬券は均等流しではなく、合成オッズをベースにした傾斜配分で的中時の払い戻し額を均等にしています。これもなぜそうするのか?の詳細は「超競馬考」に譲りますが、500円流しのような買い方をしている人はなぜそのような買い方をしているか説明できるでしょうか。
おそらく大半の人が「傾斜配分が面倒だから」だと思います。ただ、今はスマホからも簡単に合成オッズベースの傾斜配分が出せますから、これは理由にならないと思いますね。

そして僕が最終的に組んだ馬券がこちらです。
おおよそ4万円強の払い戻しを期待して馬券を組んでいます。

時間をかけるべきは「本命馬の選択」と「相手馬の選択」ですが、本命馬の候補は1人気以外なので目につく馬が自然と限られてきます。相手馬についてもオッズ的に買えない馬が出てくるので、迷う馬はせいぜい最後の1,2頭くらいになると思います。
このレースで言えば、グランドボヌール(騎手好調)、ロードクエスト(騎手デムーロ)、ミエノサクシード(力量上位)は確定で、残り2枠をエントシャイデン、クリノガウディー、コスモイグナーツ、レインボーフラッグあたりから選ぶプロセスが悩みどころになりましたね。

慣れれば本当に早く馬券が組めるようになりますし、たとえばプリモシーンが勝つとか、グルーヴィット→カテドラルで決まるとかの決着は、もともと狙っていない馬券であるので何の後悔もありません。全ての馬券を当てるという夢物語は早々に捨てるべきです。

最後に重要なポイントをまとめておきます。

*1人気馬は切るだけなので好走するかの吟味は必須ではない
(取捨に悩みそうな馬が1人気ならありがたく切るだけ)

*本命馬が決まれば、相手馬はオッズ的に絞られてくる

*本命馬や相手馬の抽出は各自の好きな予想理論ですればよいが、どちらについてもオッズの観点からの制約を設けることが重要
(勝ちそうな馬を買うのではなく、美味しそうな馬を買う)

*後悔する必要のない組み合わせが存在することを意識
(反省できる不的中と反省できない不的中が存在する)


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