超競馬考の取説1

僕自身が2019年中京記念で買った馬券を例に「超競馬考」の補足をしていきたいと思います。

なぜこの手順を踏むべきと僕が考えているのか?の部分は「超競馬考」本書にて詳述していますので、この補足では具体的な手順に焦点をしぼって解説していきます。

本解説での前提として

*本命グルーヴィット(3人気1着)ながら馬券を外していること

*馬券の組み方自体には後悔をしていないこと

*馬体重発表前に購入しており最終オッズとズレが生じていること

が挙げられます。ではオッズから見ていきましょう。

1人気は前日からプリモシーンでしたね。

ふつうまず考えることはプリモシーンの取捨選択ですが、僕はここに時間を割くことはありません。1人気は問答無用で切っています。プリモシーンが中京記念で好走するしないの吟味は全くしません。理由は、1人気である時点で好走したとしても利益が少ないからです。プリモシーンが好走しないと思っているから切っているのではなく、1人気だから切っている(つまり全く吟味をする必要なく自動的に馬券対象から外している)のです。

ちなみにプリモシーンはヴィクトリアマイルで本命にした馬で、僕はクセを掴んでいるつもりです。時計のかかる中京はそもそも向いていない上に、G1後のここが勝負仕上げもはずもなく、十中八九勝てないだろうと思っていました(ただ、しつこいようですが、飛ぶと思っていたかどうかは関係ありません。信頼度が高いと思っていても1人気は切ります)。

さて、実質はじめにすべき作業は2人気以下の馬からどれを本命に据えるかです。僕は「超競馬考」でも記しているようにグルーヴィットを高く買っていたので52kなら本命でゆるぎませんでした(前日2人気には驚きましたが)。

(画像:超競馬考より抜粋)

NHKマイルCのレースぶりを見れば、1kもらったカテドラルより上位にとるのは難しくありません。カテドラルは結果を出さない池添学厩舎でもあります。

重要なのは相手の選択と買い方でしょう。僕の主力は馬連です。

カテドラルは相手に買いたかったのですが、買えませんでした。理由はオッズが低いからです。ざっくりした説明にはなりますが、オッズが低いということは好走率が高くなければ利益を生み出せないということです。しかし現実の競馬にはたくさんの運の要素が存在していて、その結果、好走率が高いという状態そのものが絵に描いた餅なのです。実際はそのような状態がありえません。中京記念をもしやり直すことができれば、たぶん掲示板内の着順は入れ替わるでしょう。それほどに競馬は運に支配されています。

僕は狙うべき最低ラインのオッズを設定することで低いオッズの買い目を自動的に排除していて、そこには好走するしないの吟味は介在していません。プリモシーンを買わない理由と同じです。好走されても後悔する必要もないのです。人気馬に好走されて不的中となったその馬券代は、将来的に人気馬を切ることで得られる的中で十分に取り返せます。 (つづく)


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