Winning FIVEの復権

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先日にも少し匂わせ記事を書きましたが、2020年にやっていくことは決まっています。

【馬券収支を振り返る 2019】「2019年は無理な穴狙いが過ぎた」という反省点をあげました。それについての改善策をあれこれ考えていた時に、ふと思いつきました。

 

「あれ?この答えは、以前に出した気がする…

 

そう。それこそが、全てのレースを5頭立てと考えるWinningFIVE…僕が学生時代に競馬王デビューを果たした予想理論の根幹です。WinningFIVEにモズアスコットばりの復権はあるのでしょうか?

改めて重賞レースについて調べてみました。
僕の主力馬券は「馬連」なので連対馬についての検討です。

2019年のJRA平地重賞は129。
そのうち5頭人気以内の馬が連対できなかったレースは9。
つまり93%のレースで5人気内の馬が連対している。
1人気が連対したレース59(全体の45%)。

2018年のJRA平地重賞は130。
そのうち5頭人気以内の馬が連対できなかったレースは8。
つまり94%のレースで5人気内の馬が連対している。
1人気が連対したレース68(全体の52%)。

2017年のJRA平地重賞は128。
そのうち5頭人気以内の馬が連対できなかったレースは9。
つまり93%のレースで5人気内の馬が連対している。
1人気が連対したレース65(全体の51%)。

どう感じるでしょうか?
ほとんどの重賞レースで5人気以内の馬が(少なくとも1頭は)連対しており、データ自体も過去3年間ほぼ同じで推移していると言えるでしょう。

もし本命馬を必ず5人気以内から選ぶこと(=WinningFIVE)を実行すれば、5人気以内の馬が1頭も連対しないレースを捨ててしまうことになります。しかしそのようなレースの割合は、全体のたった6%です。また、当然ながら6人気以下の馬から本命を選んだとしても、その6%のレースを必ず的中させられるわけではありません。

それならば昨年の「穴狙いが過ぎた」反省を活かし、5人気以内の馬が連対するレース(残りの94%)に狙いを定め、そこで1~5人気馬から的確に本命を抜擢しようとすることが改善策の一つであるように思えます。

先週の重賞を例にすれば、きさらぎ賞であれば4人気2着のストーンリッジを、東京新聞杯であれば4人気1着のプリモシーンを、本命視できるようになることを目指すのです。
そのためには「来る人気馬」「来ない人気馬」を今まで以上に良く吟味する必要があるでしょう。

WinningFIVEについて簡単におさらいしておきます。

★ほとんどのレースで5人気以内の馬が1頭は馬券対象となる(=5人気以内の馬がすべて馬券対象外に飛ぶレースはほとんどない)という事実を逆手に取って、常に本命馬を5人気以内から選ぶ

全てのレースを実質5頭立てと考えることができ、予想の大幅な効率上昇につながる(本命馬の選択に限る)

★機械的に上位人気を本命対象とすることで、大口投票の入るいわゆるインサイダー情報を勝手に取り込むことが出来る(あくまでブラックボックスなのでどの程度のメリットかは不明です)

当時はこれを基軸に3連単を買うような組み方をしていたわけですが、馬券の組み方は今の方が確実に上手くなっていると思います。相手選びや馬券の組み方については、超競馬考で書いたことを基軸にすべきですね。WinningFIVE最大の強み…それはあくまで本命馬の選択に限った話なのです。

*1~5人気馬に絞った「買える」「買えない」ポイントを探っていく

*なぜ人気しているのかを良く吟味しパターン化してみる(良血、騎手、連勝…etc)

*探ったことを各重賞ごとにまとめていく

*G1は予想記事をブログにアップする

この辺りがぼんやりと頭に描いていることですね。
今年はもう少し人気サイドに目を向けていこうと「WinningFIVEの復権/昇華」「WinningFIVE ☓ 超競馬考」といったことをテーマに予想していくつもりです。

どういった手応えが得られるのか楽しみです。


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