社台系ドラフト(2019産)

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参考記事:【一口馬主における調教師】【社台グループの構成】

社台サラブレットクラブ、サンデーサラブレットクラブらの社台直系40口クラブの1歳馬募集が始まりますね。この両クラブは会費が同一会計です。つまりどちらかの会費を払っていれば、他方のクラブ馬にも追加の会費無しで出資できます。会計の上では実質1つのクラブみたいなもんですね。ちなみに【社台グループの構成】でも説明した、もう1つの矢「G1サラブレッドクラブ」は別会費が必要なので要注意です。

一口馬主を長く続ける方にオススメなのは、馬の募集価格を一口XX円と捉えるのではなく総額XX円と捉えることです。当然ながら一口の価格は40口募集なのか100口募集なのか400口募集なのかによって同じ募集総額の馬でも異なってきます。そうなるとなかなか異なるクラブ間での「この馬高いな」とか「この馬はお買い得だな」といった感性が磨かれないと思います。一口価格ではなく募集総額に注目することをオススメします。

さて、僕はかつてこの社台直系40口クラブで1頭だけ出資したことがあります。それがアドマイヤセラヴィの2016(1400万、トーセンジョーダン)でした。残念ながら未勝利引退に終わってしまったのですが「必ずこのクラブで中央初勝利を飾ってやる!」と強い思いを抱きました。とは言え、40口クラブですからなかなか手が出ずにいました。今年は実に3年ぶりにドラフト参戦してみようかなと思って募集馬のラインナップを眺めています。予算は募集総額2000万円(つまり一口50万円)までとします。

ロッカーモーション(アドマイヤセラヴィの2016)はとにかくスピードがありませんでしたね。6戦してくれたんですが「未勝利勝ち上がれるかも?」と思ったことは1度もありませんでした。トーセンジョーダン自身は2歳時から息の長い活躍をしていて、大好きな馬だったので出資に後悔は無いのですが、今思えばスピードに秀でた馬では無かったなと思います。確かに天皇賞秋をレコード勝ちしましたが、あれはスピードに秀でているというよりはタフな流れに強い(もともと淀みのないペースを前で受けられるタフな)馬だったからこその芸当だと思います。そのスピードの無さを如実に受け継いだのがロッカーモーションでした。いま募集コメントを見返すと「クールな目つき」「健康」「高い学習能力」と、スピード系には一切触れられていないコメントが並んではいましたが…

それを踏まえて、スピードを感じさせた馬を父に持つ馬を選ぼうと思います。ダビスタみたいですけど、スピードは最低限必要で、そこにスタミナがどれだけ乗るかというイメージで若駒を選んでいきたいですね。この観点から僕が一番注目している新種牡馬は「イスラボニータ」です。イスラボニータは2歳で東スポ杯2歳Sを制し、6歳の阪神カップで有終の美を飾るまで息の長い活躍をしたG1馬です。晩年はマイルが主戦場になったように、軽快なスピードとキレがあるフジキセキの産駒らしい馬でした。とてもスピードを感じた馬ですし、なかなかいい仔を出しそうな気がしています。

厩舎や測尺も勘案した上での出資馬候補は以下の10頭。このブログ記事を2年後に振り返るのがとても楽しみです。

【社台サラブレッドクラブ】

コロンバスサークル(2000万、モーリス、小島茂T、SSの3×4)
ロリポップガール(1800万、イスラボニータ、新開T)
フリアアステカ(2000万、イスラボニータ、林T)
アンナミルト(1400万、ストロングリターン、水野T)
ダノンフローラ(1600万、ローエングリン、伊藤大T)

カトマンブルー(1400万、オルフェーヴル、渡辺T)
ボルドグザグ(2000万、スクリーンヒーロー、宮本T、SSの3×3)
リベルタンゴ(1400万、グランデッツァ、角田T、outbreeding

【サンデーサラブレッドクラブ】

ストゥデンテッサ(1600万、イスラボニータ、武井T)
コンカラン(2000万、シルバーステート、林T)

参考記事:【一口馬主における調教師】【社台グループの構成】


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