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皆さん、コントレイルにひれ伏す準備はできていますか?
アーモンドアイ、デアリングタクト…最近ひれ伏してばかりの僕です。
コントレイルは1倍台確実でしょう。
2000年以降、単勝オッズ1倍台でダービーに臨んだ馬は4頭います。
2005年ディープインパクト、2007年フサイチホウオー、2015年ドゥラメンテ、2019年サートゥルナーリア。知っての通り、2頭は見事ダービー馬の栄冠を手にし、2頭は馬券圏外に敗れ去っています。敗れ去ったフサイチホウオーとサートゥルナーリアの戦績は、確かに1倍台になってもおかしくないような戦績で「ただの過剰人気」で片付けるのは無理筋でしょう。
【【フサイチホウオー】】
【【サートゥルナーリア】】
もしコントレイルが飛ぶと仮定した場合、この2例を前例として考えていく手が有効かもしれません。フサイチホウオー、サートゥルナーリアはどちらも後方から伸びきれずに敗れ去っています。コントレイルはテンがそれほど速くない(そして馬のリズムを大事にしてポジションを取りに行かない福永である)ことを考えると、おそらくダービーは差しに回るでしょう。そう考えると必然的に波乱の立役者は前にいることになります。
フサイチホウオーが敗れ去った2007年にダービーを制したのはウオッカでしたが、2着は逃げた14人気アサクサキングスでした。サートゥルナーリアが敗れ去った2019年にダービーを制したのは1番枠から2番手で先行した12人気ロジャーバローズでした。ノーマークの先行馬はいつも怖いのです。
今年の登録メンバーに目をやれば、浮かび上がる先行馬は2頭。
まずはビターエンダー。
ヒダカのオルフェーヴル産駒と言えば、2018年ダービーを逃げて2着のエポカドーロがいます。ビターエンダーは東京【2-1-1-0】、中山【0-0-0-2】ですから大外枠が響いた皐月賞よりは期待できそうです。賞金加算のためとは言え皐月賞から直行できなかったのは痛手だとは思いますが…
もう1頭は大穴になりそうなコルテジア。
前走は好枠を活かせず後ろからになったが、伸びないインをついて最後はジワジワ脚を伸ばしていましたね。本来のようにある程度前につけられれば惑星となってもおかしくない。きさらぎ賞優勝馬からはサトノダイヤモンド、リーチザクラウン、アサクサキングスなどのダービー2着馬が出ていますし、未勝利で下した相手はオークスあわやのウインマイティーです。