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早いもので2022年も終わります。
昨年の有馬記念は3歳馬エフフォーリアが快勝し、人馬共に勢いを示す結果となりました。
しかし明け4歳の彼は掲示板すら確保できず、大敗が続いています。闘志が失せた走りに見え、「エピファタイマー」と言われる通り古馬になって成長する血筋でもなく、ここでの復活はまず無いと見ています。
今年は秋G1予想が例年より好調だった。
*スプリンターズS ★ジャンダルム 8人気1着
*秋華賞 ☆スタニングローズ 3人気1着
*菊花賞 ★ヴェローナシチー 6人気12着
*天皇賞秋 ☆イクイノックス 1人気1着
*エリザベス女王杯 ★イズジョーノキセキ 10人気10着
*マイルCS ★ソウルラッシュ 5人気4着
*ジャパンカップ ★ヴェルトライゼンデ 4人気3着
*チャンピオンズカップ ☆テーオーケインズ 1人気4着
*阪神JF ★ドゥーラ 6人気6着
*朝日杯FS ☆ドルチェモア 1人気1着
さて有馬記念。有力馬を見ていきましょう。
ボルドグフーシュ
菊花賞好走のスクリーンヒーロー産駒と言えばゴールドアクターが有馬記念を勝っている。ただし戦績が示すように後方からの脚を使いどころを非常に難しい馬で、テン乗りは大きな不安材料と言っていい。
ジェラルディーナ
少し前までは良血にありがちな人気先行の勝ち切れない馬だったが、近2走が非常に強い内容で別馬のよう。中山22で重賞勝ちしているのは大きな強みだし、母ジェンティルドンナも制した有馬記念なら舞台は悪くない。Cデムーロの継続騎乗も非常に心強く。
ヴェラアズール
前走で一気戴冠となったわけだが、まず中山25向きではないのは明らかだろう。実際に1度走った中山25では前を残して完敗している。さらにJC組は近年結果が出ておらず、ローテーション的にも厳しい。ムーアからの乗り替わりでもあるし狙いは立たない。
エフフォーリア
冒頭の通り復活の兆しは見えない。ブリンカー装着や金曜追いなど陣営の意欲は買うが、横山武のトーンは上がってこないしキャロットでの更新も煮え切らない感じ。恐らく太目も残るし昨年覇者としての舞台適性の高さに懸けるしかない。
イクイノックス
天皇賞秋からの臨戦は4年連続で連対馬を輩出している。あの鬼脚を見せられると「中山どうか」とも思えるが、皐月賞2着の走りは機動力があって悪くなかった。父キタサンブラックは言わずもがな有馬記念の鬼で父子制覇へ視界は良好。今年1年非常にかげが薄かったルメールも、土曜中山メイン(中山2500m)を制した勢いで有終の美を。
ジャスティンパレス
菊花賞は斬れずバテずといった感じでスタミナは示した。立ち回りがハマれば紛れはありそうだが、テン乗りマーカンドが中山で人気馬を飛ばしまくっているのが気にはなる。
タイトルホルダー
昨年の5着馬。7枠だが組み合わせ的に単騎逃げは叶うだろう。あとは誰が早めに潰しにくるか次第だが、昨年同様ディープボンドが早めに並びかけてくると見ているので厳しい展開になりそう。あとは凱旋門賞帰りがどうか。
ブレークアップ
中山巧者であり、ヴェラアズールが中山25で敗戦した際に、先着していたのがブレークアップだ。「それはヴェラアズールの本格化前…」と言うかもしれないが、それはこちらも同じ。近走の充実ぶりには目を見張るものがある。この枠は痛いが内に差し馬が多いため、スタートさえ決めれば先団をとれるのでは。アルゼンチン共和国杯からの連勝はゴールドアクターがいる。
ディープボンド
死に枠と目される8枠ではあるが、スタミナに不安はないしこの鞍上なら十中八九出していって好位をとりにいくだろう。さらに早めにタイトルホルダーを捕まえに行く強気の競馬をするのでは。凱旋門賞帰りだが体調は良さそうで、強気の騎乗が実を結べば。
◎イクイノックス
〇ジェラルディーナ
▲ジャスティンパレス
△ブレークアップ
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